2016年11月19日土曜日

設計は推理小説のように ~自然素材の注文住宅ウェールホーム~

先日、知多市の小学校から職業講話の依頼を受けました。

将来なりたい職業を子ども達が選んで、ネットや本で調べて
わかることでなく、体験に基づいたその人の生の声を
聞きたいということでした。


多岐にわたる建築の仕事の中から、
設計に絞って話をすることにしました。


新知小学校HPから


私の考える設計とは敷地、周辺環境、自然と人の暮らしを、
それぞれに対話頭の中で対話しながら、
「用・強・美」とゲニウス・ロキをモチーフとして、
推理小説を読み解くように組み立て、
図面という形で見える化することです。





敷地の持ってるポテンシャル、
地名に込められた昔の人の知恵、
日本建築の架構美を、
ギョーカイ用語を使わずに話すのが、
こんなに大変だとはじめて知りました。

子ども達が抱く夢と希望を、
現実の設計というプロセスに
どこまで盛り込めたか甚だ心許ないですが、
6年生になると割と分かってくれたようで、
ワークショップも楽しんで取り組んでくれました。




やっぱり、子どもは反応が早くて、
ストレートなので面白いですね。
でも、一番楽しんだのは私自身だったかも。

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